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令和3年度家庭教育学級「乳幼児コース」(第2回)「赤ちゃんと私のココロとカラダにやさしい子育て」を受講いただいた乳児を持つご家庭の方からの質問に講師の園部先生から回答をいただきました。
下記のリンクよりダウンロードできます。
A1 吸いつきが浅くなって時々乳頭が痛いとのこと、吸いつきが浅いととても痛いですよね。傷はできていませんか?深く吸わせる方法ですが、赤ちゃんをぴったりくっつけて抱いて、背もたれに寄りかかるリクライニングの姿勢がお勧めです。赤ちゃんは自分の顔でさぐって乳頭を見つけます。赤ちゃんが大きく口を開けて自分から乳房を含むのを待ちます。乳頭の痛みなど違和感があるときは、指を口に入れてはずして、もう一度吸わせてみてください。
A2 母乳だけを4時間くらいの間隔で与えていて、健診では体重の伸びも順調ということですね。どうしてもキョロキョロしておっぱいに興味をもたず外してしまう場合はそれで切り上げてもよいでしょう。あまり飲んでくれなかったときは、その次の授乳でしっかり吸ってもらうとよいですね。5か月になるとおっぱいだけではなく周りのいろんなことに興味があって優先順位が他の方にいってしまうことがあるかもしれません。母乳だけで体重が増え、たまに少ししか飲まないことがあっても次の回でしっかり吸っているのであれば問題ないのではないかと思います。
A3 今の時期、外出などで授乳を4~5時間あけると帰宅した頃にパンパンになる、というのは普通ですね。パンパンになっても、そのあとよく吸ってくれて硬さが和らぐなら大丈夫です。ミルクを1~2回与えているようですが、母乳だけのほうがよいかもしれません。
A4 病院の助産師からミルクを減らして母乳でと言われているのでしたら、母乳中心の方がよいと思います。1時間くらいですぐ起きてしまうので、ミルクを足してまとまった時間寝てもらった方が良いのか悩んでいるのですね。確かに、ミルクに比べて母乳育児の場合は、消化吸収が早いため授乳間隔は短くなります。赤ちゃんと離れていた時期があるのに、今では母乳が出ているというのは素晴らしいですね。飲みたいときに飲ませるのがよいですね。夜間の授乳回数が多くて今が一番大変な時期かもしれませんが、次第に間隔があいてきますので、昼でも横になって体を休めるなどして母乳を続けていってください。
A5 復職の時期には赤ちゃんが10か月になります。その頃は離乳食(補完食)が順調に進むと3回食になっているでしょう。仕事を開始するために母乳を中断する必要はありません。保育園にお子さんを預けると環境が変わり心が不安定になりがちです。保育園に行く前、帰ってきてからすぐに母乳をあげるとよいでしょう。お子さんの心も安定しますし、お母様の方も気分が落ち着いて楽になります。昼間離れ離れになっていた時間を補う形で母乳の時間を確保することはとても大切ですね。保育園に預けるといろんな病気をもらったり熱を出したりすることが増えますが、母乳には病気から守る免疫物質が含まれているので、結局仕事を続けるうえでとても有利になります。
A6 だいたい同じ時間がよいですね。午前中の授乳の前に離乳食(補完食)を与えるとよいでしょう。
A7 食べさせる時は、座らせて横に倒れないように安定しているとよいですね。
A8 離乳食(補完食)が始まってからも母乳やミルクは減らす必要はないので、それまでと同様に欲しがる時に欲しがるだけ与えましょう。最初はスプーンで与えますが、手づかみで食べることができるようになったら、汚れても大丈夫なようにシートを敷いて食べさせてもよいでしょう。
A9 離乳食(補完食)がスタートした頃は、無理に母乳やミルクを減らさずにそのまま続けましょう。離乳食が進むにつれて、自然と母乳から得られるエネルギー量が減って離乳食からのエネルギー量が増えていきます。
A10 6か月の頃は、昼と夜の区別がついて、夜まとまって寝る赤ちゃんが増えます。午後のお昼寝の時間が時には18時~19時まで寝ているとのことですので、午後の昼寝の時間を14時~15時までに終えるようにしてみましょう。まずは朝のスタートから時間を修正していくとよいと思います。
A11 ずっとお子さんが寝るまで添い寝をしているのですね。あまり眠らない場合は一人にしてみてよいですよ。
A12 午後の昼寝は1時か2時に寝て、起きるのが3時だとよいですね。就寝時刻が親と同じ23時ということなので、20時くらいに寝かせる習慣にもっていけるとよいと思います。
A13 3~6か月の時期は、お互いに見つめあって笑顔や笑いを共有しましょう。赤ちゃんに注目し、泣いたりぐずったりしたときには反応しましょう。おもちゃに手を伸ばす時期なので、軽くて握れるようなものを渡すとよいでしょう。6か月を過ぎると、歌をうたったり子守唄をうたったりするのもよいでしょう。いないいないばあで遊ぶとよろこびます。紙に落書きができるようになります。9か月を過ぎると手遊びもよいでしょう。
A14 35(産後)サポネットin荒川は、訪問ボランティアによる育児支援サービスと子育て交流サロン(みんなの実家@まちや)の利用の二種類があります。あらかわキッズニュース、あらかわ子育ておでかけMAPなどを見て、利用できる施設や公園にお出かけするのもよいでしょう。乳幼児一時預かりなどを利用することもできます。荒川区は絵本に力を入れているので、ブックスタートや絵本のプレゼントを利用することをお勧めします。
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