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更新日:2021年4月23日

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令和2年度に指定・登録した荒川区文化財の紹介

 あらかわのマチを歩くと、あちらこちらに神社や寺院、小さな祠をみかけます。そこに残された建造物、石仏、石碑などは、その土地の歴史を私たちに教えてくれます。一方で、路地の奥からは「ものづくり」の音が聞こえ、職人が見事な技で伝統工芸品を生み出しています。このような歴史、文化、伝統を後世に伝える「場所(史跡)」「形の有るもの(有形文化財)」「形の無いもの(無形文化財)」は、あらかわの貴重な文化財です。
 区では、区内の文化財を保存するため調査を行い、文化財保護条例に基づいて文化財の登録・指定を行っております。令和2年度は新たに区指定文化財1件、区登録文化財2件、内容変更した区指定有形文化財1件を認定いたしました。区民の皆さまにその価値を知っていただくとともに、親しみを感じていただければ幸いです。

荒川区登録・指定文化財一覧はここからでご覧いただけます(別ウィンドウで開きます)

指定した文化財(1件)

無形文化財(工芸技術) 

漆塗 保持者:角光男(西尾久四丁目)

 西尾久にいた義兄、加藤敏朗氏のもとで技術を修得。木地に漆を塗り重ね強度を高める江戸以来の技法で、約50年にわたり丈夫な漆器を作り続けています。椀を中心に、独自の発想で製品化した陶製のビアカップ等も手がけます。

リーフレット(PDF,別ウィンドウで開きます)(PDF:406KB) ※詳しい解説がご覧になれます

角光男
角光男さん

角光男作品(汁椀)
汁椀(国産漆仕上げ)

 

登録した文化財(2件)

有形文化財(歴史資料) 

妍斎落歯塚の碑 所蔵者:養福寺(西日暮里三丁目)

 談林派歴代の句碑の建立等、西山宗因の顕彰に尽力した俳人、島津富(妍斎)の歯を埋納した塚の石碑。寛政9年10月、門人の島得器が談林派の祖、西山宗因の梅翁花樽碑の傍らに埋め、塚を築いて建立。後年、現在の参道脇に移されました。

リーフレット(PDF,別ウィンドウで開きます)(PDF:445KB) ※詳しい解説がご覧になれます

妍斎落歯

 

無形文化財(工芸技術)

彫金 保持者:田村尚子〔号・北東尚呼〕(西日暮里一丁目)

 東京藝術大学修士課程修了後、桂盛仁氏(人間国宝)のもとで技術を修得。デザインから彫り、象嵌、研磨を一貫して行い、器物や装飾品等を手がけます。また、古い仏具・美術品の修理も行っています。

リーフレット(PDF,別ウィンドウで開きます)(PDF:375KB) ※詳しい解説がご覧になれます。

田村尚子
田村尚子さん

田村尚子作品(月の光)
器物「月の光」

 

内容変更した区指定有形文化財(1件)

有形文化財(歴史資料)

談林派歴代の句碑 所蔵者:養福寺(西日暮里三丁目)

 談林派の祖、西山宗因を顕彰するために建立された石碑群。梅翁花樽碑・月の碑・菱形標石(寛政4年)・雪の碑(文化5年)を平成4年度に指定しました。  

 今回、梅翁花樽碑標石(寛政8年)、甃石の碑(寛政10年)の2基を談林派歴代の句碑と一連のものとして追加します。

リーフレット(PDF,別ウィンドウで開きます)(PDF:860KB) ※詳しい解説がご覧になれます                             

談林派石碑4基
平成4年度指定の4基の石碑

 

梅翁花

梅翁花樽碑標石

談林石碑2

甃石の碑

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地域文化スポーツ部生涯学習課荒川ふるさと文化館

〒116-0003荒川区南千住六丁目63番1号

電話番号:03-3807-9234

ファクス:03-3803-7744

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