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あらかわのマチを歩くと、あちらこちらに神社や寺院、小さな祠をみかけます。そこに残された建造物、石仏、石碑などは、その土地の歴史を私たちに教えてくれます。一方で、路地の奥からは「ものづくり」の音が聞こえ、職人が見事な技で伝統工芸品を生み出しています。このような歴史、文化、伝統を後世に伝える「場所(史跡)」「形の有るもの(有形文化財)」「形の無いもの(無形文化財)」は、あらかわの貴重な文化財です。
区では、区内の文化財を保存するため調査を行い、文化財保護条例に基づいて文化財の登録・指定を行っております。令和2年度は新たに区指定文化財1件、区登録文化財2件、内容変更した区指定有形文化財1件を認定いたしました。区民の皆さまにその価値を知っていただくとともに、親しみを感じていただければ幸いです。
荒川区登録・指定文化財一覧はここからでご覧いただけます(別ウィンドウで開きます)
西尾久にいた義兄、加藤敏朗氏のもとで技術を修得。木地に漆を塗り重ね強度を高める江戸以来の技法で、約50年にわたり丈夫な漆器を作り続けています。椀を中心に、独自の発想で製品化した陶製のビアカップ等も手がけます。
リーフレット(PDF,別ウィンドウで開きます)(PDF:406KB) ※詳しい解説がご覧になれます
角光男さん
汁椀(国産漆仕上げ)
談林派歴代の句碑の建立等、西山宗因の顕彰に尽力した俳人、島津富(妍斎)の歯を埋納した塚の石碑。寛政9年10月、門人の島得器が談林派の祖、西山宗因の梅翁花樽碑の傍らに埋め、塚を築いて建立。後年、現在の参道脇に移されました。
リーフレット(PDF,別ウィンドウで開きます)(PDF:445KB) ※詳しい解説がご覧になれます
東京藝術大学修士課程修了後、桂盛仁氏(人間国宝)のもとで技術を修得。デザインから彫り、象嵌、研磨を一貫して行い、器物や装飾品等を手がけます。また、古い仏具・美術品の修理も行っています。
リーフレット(PDF,別ウィンドウで開きます)(PDF:375KB) ※詳しい解説がご覧になれます。
田村尚子さん
器物「月の光」
談林派の祖、西山宗因を顕彰するために建立された石碑群。梅翁花樽碑・月の碑・菱形標石(寛政4年)・雪の碑(文化5年)を平成4年度に指定しました。
今回、梅翁花樽碑標石(寛政8年)、甃石の碑(寛政10年)の2基を談林派歴代の句碑と一連のものとして追加します。
リーフレット(PDF,別ウィンドウで開きます)(PDF:860KB) ※詳しい解説がご覧になれます
平成4年度指定の4基の石碑
梅翁花樽碑標石
甃石の碑
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