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令和4年10月27日(木曜)午前10時
東京都立大学荒川キャンパス体育館(東尾久7-2-10)
令和4年10月27日、スリランカ民主社会主義共和国(以下、「スリランカ」という。)保健省と女性・子ども・ソーシャルエンパワーメント省等の高齢者福祉関係者14名が、「荒川ころばん体操」を視察するため荒川区を訪れました。
今回訪れたのは、スリランカ保健省のラクシミ・ソマトゥング次官補と女性・子ども・ソーシャルエンパワーメント省のディラン・カルアラッチチ次官補等中央省庁関係者を始めスリランカで高齢者対策に取り組む州・県・郡の関係者14名です。
スリランカでは全人口の10%以上が65歳以上の高齢者となり、2040年には、高齢化率が20%近くになると予想されています。これに伴い、疾病、認知症、障害を抱えて社会生活を送る高齢者の増加も予想されているとのことで、今後の高齢者ケア政策の参考とするため、荒川区の「荒川ころばん体操」の視察に訪れました。
スリランカ保健省等関係者一行は、会場となった都立大学荒川キャンパスにおいてころばん体操を考案した東京都立大学健康福祉学部の山田拓実教授から体操に関する講義を受けた後、同大学内の体育館にて区内の各地区の会場でころばん体操の指導にあたっている「ころばん体操リーダー」59名による体操の実演を視察しました。
視察後、ラクシミ・ソマトゥング保健省次官補は「この度は、このような機会をいただきまして、ありがとうございました。ころばん体操の良いところはとても簡単にできることだと思います。そして、高齢者の方々が体操をとても楽しんで健康増進に取り組んでいるということが、大変良いことだと思いました。この体操をスリランカに持って帰って、高齢者の健康づくりに役立てたいと思います。」と述べられました。
荒川区と首都大学東京(現東京都立大)が共同開発したオリジナルの転倒予防体操です。足腰の筋力と柔軟性を高め、バランス能力が向上し、転倒やこれに伴う寝たきりを予防します。体操時間は18分で、週2回、3か月以上継続して行うことにより、足、腰、腹部の筋力アップやバランス感覚の向上、歩行能力の改善が図られ、身体機能の向上により生活機能が拡大するほか、生活の活動範囲が広がります。
ころばん体操がスリランカの高齢者施策に貢献できるようころばん体操リーダー、都立大、区が一丸となって対応しました。
「人生100年時代」と呼ばれる昨今、区では、「生涯健康都市あらかわ」の実現を目指し、区民の皆さまが、安心して住み続けることができる地域社会の実現に全力で取り組むとともに、健康で元気に充実した日々を送れるよう引き続き支援してまいります。
山田拓実教授の講義
お出迎えの様子
ころばん体操をするスリランカ保健省関係者
体操をするスリランカ保健省関係者ところばん体操リーダー
集合写真
お問い合わせ
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〒116-8507荒川区荒川二丁目11番1号
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