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荒川区再発見アートの街 荒川5「西日暮里」
> HIGURE 17-15 cas
荒川ゆうネットは、平成16年から22年までに開設されていたサイトです。
内容は、掲載当時のものとなります。
4. HIGURE 17-15 cas
富士見坂
富士見坂を下り、谷中銀座の商店街へ向かう途中、3階建ての屋上に黄色いラクダを見つけたら、その建物がHIGURE 17-15 casです。いったい何の建物？と思われる方も多いことでしょう。悩んでいる間に、ご近所の子供たちは勝手知ったる様子でドアを開けて入っていきます。
「あの小学生たちは、毎年夏休みに主催しているワークショップの常連なんです。慣れた子になると上の事務所まで勝手に遊びに来ますよ」と、こともなげにおっしゃるのはこのアートスペース「HIGURE 17-15 cas」のオーナー、小沢洋一郎さんです。
上：屋上のラクダ
下：来訪者の写真
小沢さんのお仕事は美術施工という、日本ではまだあまり聞き慣れないものです。展覧会で、作品をいかに設置するかを、アーティストの展示意図を汲んでともに作品の素材などを熟知した上で考えるという、いわば“美術展示のプロ”。なかでも小沢さんは現代美術に造詣が深く、草間彌生や荒川修作らの展示も手がけられたという大ベテラン。したがってアートスペース「HIGURE 17-15 cas」も現代美術を中心に展示をすることが多いそうですが、出入りする人たちは本当にさまざまです。
展示の準備をしていると、近所のお婆ちゃんが勝手に花を生けておいてくれるなど、美術界の錚々たるメンバーと荒川区民の自然なコラボレーションが楽しい空間なのです。それもこれも、来るものは拒まずという小沢さんのお人柄から来るものなのでしょう。
何か面白いことをお探しの方は、ぜひこのギャラリーに行ってみましょう！
● 住所：東京都荒川区西日暮里3-17-15
● 電話：03-3823-6216
● 開館時間と休館日 展示内容・期間により変化（詳しくはお問い合わせを）
● URL：
http://higure1715cas.bufsiz.jp/
http://hgrnews.exblog.jp/
問い合わせ先 荒川区管理部情報システム課
電話：03-3802-3111（内線 2151）
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