トップページ > 文化・芸術 > 伝統工芸技術 > 荒川区指定・登録無形文化財保持者一覧 > 人形づくり(区指定・登録文化財保持者)

更新日:2024年4月11日

ここから本文です。

人形づくり(区指定・登録文化財保持者)

衣裳着人形(いしょうぎにんぎょう)

竹中重男(たけなかしげお)さん(幸甫)

昭和10年生まれ(町屋一丁目21番7号)
衣裳着人形には、3月の雛人形・5月の武者人形、歌舞伎人形、市松人形などがあり、藁の胴体に手・足を付け、胴組を行い衣裳(裁断・縫い)を着せつけ100を越える工程を丹念に仕上げて頭を付けて完成となる。
祖母・鶴子氏、父・幸輔氏と3代にわたって、この衣裳着人形を手掛けてきた。竹中さんは、幼少のころより仕事を手伝い、昭和32年から専従するようになった。
昭和55年、第3回東京節句人形コンクールにおいて、通産大臣特別賞を受賞。
昭和63年度、荒川区登録無形文化財保持者に認定。
平成2年、東京都伝統工芸士に認定。
平成17年度、荒川区指定無形文化財保持者に認定。

竹中温恵(たけなかよしえ)さん(鶴屋半兵衛)

昭和18年生まれ(町屋一丁目21番7号)
竹中さんは昭和39年に衣装着人形職人の竹中重男氏(区指定無形文化財保持者)と結婚し、同45年頃から夫の衣装着人形製作を手伝うようになり、そのなかで技術を修得した。
長年、夫・重男氏とともに製作に携わるなかで、自らも「鶴屋半兵衛」の号で、木目込人形風の衣装着人形「おさな人形」を製作している。
平成19年度、荒川区登録無形文化財保持者に認定。

令和5年度、荒川区指定無形文化財保持者に認定。

犬張子(いぬはりこ)

田中作典(たなかさくのり)さん

昭和12年生まれ(西日暮里四丁目25番11号)
子どもがよい子にすこやかに育つようにと願って飾る犬張子。安産祈願や出産のお祝いに贈物として使われることが多い。昔、犬は動物のなかでも安産であるため、お産の御守りと考えられていた。田中さんは、祖父・中村信太郎氏、父・田中留吉氏から数えて3代目にあたる。田中さんの作る犬張子は、紙を糊で貼り付ける従来の方法とは違い、桐塑生地に胡粉を塗って面相を描く手法をとっている。これは祖父・信太郎氏があみだした手法である。
昭和63年度、荒川区登録無形文化財保持者に認定。平成18年度、荒川区指定無形文化財保持者に認定。

関連情報

こちらの記事も読まれています

お問い合わせ

地域文化スポーツ部生涯学習課荒川ふるさと文化館

〒116-0003荒川区南千住六丁目63番1号

電話番号:03-3807-9234

ファクス:03-3803-7744

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?