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更新日:2021年4月29日

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印刷装こう(区指定・登録文化財保持者)

木版画摺(もくはんがすり)

松崎啓三郎(まつざきけいざぶろう)さん

昭和12年生まれ(町屋三丁目31番16号)
昭和27年、台東区元浅草で高木蟹泡堂を経営している高木省治氏に師事し、4年間の修業の後、現在地で独立した。摺師の系譜でいえば村松三井系の流れをくんでいる。
松崎さんは、浮世絵や近代以降の絵画などといったものにとどまらず、菓子箱の上紙・郵便記念切手の包紙なども手掛ける。後継者に、子息の浩繁氏がいる。
昭和63年度、荒川区登録無形文化財保持者認定。
平成23年度、荒川区指定無形文化財保持者に認定。

松崎浩繁(まつざきひろしげ)さん

昭和43年生まれ(町屋三丁目31番16号)
木版画摺師・松崎啓三郎氏(荒川区指定無形文化財保持者)の子息。高校卒業後、昭和63年(1988)より父・啓三郎氏に師事して本格的に修業し、技術を修得した。
懸紙やのし紙といった和紙製品を中心に木版での摺りを行う。また、千社札交換会などの千社札の摺りも手がける。
令和元年度荒川区登録無形文化財保持者に認定。

川嶋秀勝(かわしまひでかつ)さん

昭和19年生まれ(西日暮里三丁目11番8号)
川嶋さんは栃木県出身で、昭和34年から関岡功夫氏(号扇令、元荒川区指定無形文化財保持者)に師事し、技術を修得した。
浮世絵の復刻をはじめ、創作版画など様々なジャンルに取り組み、近年は三十三観音などの仏画にも取り組む。
平成17年度、荒川区登録無形文化財保持者に認定。平成29年度、荒川区指定無形文化財保持者に認定。

木版画彫(もくはんがほり)

関岡裕介(せきおかゆうすけ)さん

昭和32年生まれ(西日暮里三丁目11番8号)
木版画摺師の関岡功夫氏(号:扇令、元荒川区指定無形文化財保持者)の子息。昭和51年(1976)、高校卒業後、彫師を志し、江戸時代から代々続く木版画彫師の四代目大倉半兵衛氏(現文京区)に弟子入りした。7年間の修業を経て技術を修得し、一度現在地に独立した。その後、平成元年からは、アダチ版画研究所に勤め、5年後、改めて独立。平成25年、摺師であった祖父・父の号「扇令」を三代目として襲名した。
版元から依頼を受け、絵師、彫師、摺師の分業制で仕事を行う木版画製作のなかで、彫師として版木を製作する。製作する版木は、浮世絵、現代版画、千社札など。
平成25年度、荒川区登録無形文化財保持者に認定。

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