平成22年度の運営状況(国民健康保険特別会計)
更新:2011年12月28日
国民健康保険(国保)の財政運営は、加入する被保険者の方々の保険料と、国及び東京都からの支出金などをもとに荒川区が行っています。
平成22年度、被保険者の方々の医療(保険給付費)のためにかかった費用は、1人当たり平均で約27万5千円(年間)であり、一方、被保険者の方々から徴収した保険料は、1人当たり平均で約7万3千円(年間)でした。
国保財政は、一般会計からの繰入により不足する経費を賄っており、保険料収納率の向上と医療費の適正化が荒川区国保の課題となっています。
【歳出】 約227億円
国保会計の歳出総額は、約227億円で、前年度に比べ約5,800万円減少しました。
歳出に占める割合で最も多いものは、保険給付費の約68%、約155億2千万円で、前年度に比べ約6千万円増加しました。
また、後期高齢者医療制度への支援金27億7千万円、40歳から64歳までの加入者保険料に当たる介護納付金12億円、一定の医療費を超えた分を各保険者間で財政調整する仕組みである共同事業の拠出金約22億6千万円などがありました。
| 歳出科目 | 決算額 | 構成比 |
|---|---|---|
| 総務費 | 528,393千円 | 2.3% |
| 保険給付費 | 15,521,921千円 | 68.4% |
| 老人保健拠出金 | 66,479千円 | 0.3% |
| 介護納付金 | 1,204,433千円 | 5.3% |
| 後期高齢者支援金 | 2,773,084千円 | 12.2% |
| 前期高齢者納付金 | 4,799千円 | 0.1% |
| 共同事業拠出金 | 2,255,005千円 | 9.9% |
| 保健事業費 | 1,800千円 | 0.0% |
| 特定健診・特定保健指導事業費 | 277,356千円 | 1.2% |
| 諸支出金 | 59,772千円 | 0.3% |
| 歳出合計 | 22,693,042千円 | 100% |
【歳入】 約228億円
被保険者の方々から徴収する保険料は、歳入の約22%を占める約49億8千万円で、前年度に比べ約7百万円増加しました。
国及び東京都からの支出金は併せて約28%、約64億4千万円が交付されました。
また、65歳以上の方の加入割合により各保険者間で財政調整する制度である前期高齢者交付金が約40億2千万円、国保に加入した退職者とその被扶養者の医療費を退職した職場等の医療保険者が負担する、退職者医療制度による療養給付費等交付金約11億6千万円を併せ、約51億8千万円が交付されました。
その他、一定の医療費を超えた分を各保険者間で財政調整する仕組みである共同事業の交付金として、約22億1千万円の交付がありました。
国保の特別会計では、財政を賄うのに必要な経費として、平成22年度に約17%に当たる約38億4千万円を一般会計から繰り入れました。
繰入金の中には、法定の保険基盤安定繰入金、職員給与費等など約13億円のほか、保険料軽減対策として法定外の高額療養費(一部)、保険料未収補てん分など約25億4千万円が含まれています。
保険料収納率の向上、医療費の適正化、保険料の見直し等により、繰入金の縮減に努めてまいります。
| 歳入科目 | 決算額 | 構成比 |
|---|---|---|
| 国民健康保険料 | 4,979,094千円 | 21.9% |
| 使用料及び手数料 | 72千円 | 0.0% |
| 国庫支出金 | 5,651,064千円 | 24.8% |
| 療養給付費等交付金 | 1,158,218千円 | 5.1% |
| 前期高齢者交付金 | 4,024,592千円 | 17.7% |
| 都支出金 | 784,540千円 | 3.4% |
| 共同事業交付金 | 2,210,715千円 | 9.7% |
| 繰入金 | 3,835,375千円 | 16.8% |
| 繰越金 | 70,380千円 | 0.3% |
| 諸収入 | 57,259千円 | 0.3% |
| 歳入合計 | 22,771,311千円 | 100% |
保険料収納率の向上
国保事業は、国及び東京都からの支出金などのほか、加入する方々から徴収する保険料により賄われています。
荒川区の収納率は23区中でも低い水準にあり、滞納者の実態把握、分析、徴収体制の見直しなどにより、収納率の向上を図ってまいります。
併せて、非自発的な失業などにより一時的な収入減になった被保険者の方々については、随時納付相談を行い、徴収猶予・保険料の減額・一部負担金の減免など、きめ細やかな対応を図ってまいります。
また、再三の催告にも関わらず理由なく保険料を納めない方には、保険料負担の公平性から財産の差押えによる取り立てなどの滞納処分の強化を進めます。
医療費の適正化に向けて
診療報酬明細書(レセプト)の縦覧点検などの内容点検を、専門業者に委託して積極的・効果的に行っています。
また、被保険者の方々に健康と医療費に対して意識や関心をもっていただき、保険制度をより深く理解していただくため、引き続き医療費通知を送付します。
さらに、荒川区健康増進計画の理念に基づき、健康寿命を延ばし早世を減らす取り組みを行うことにより、医療費の抑制を図ってまいります。
保険料の見直し
国保事業の運営には、加入する方々から徴収する保険料の確保が不可欠です。
保険者として、加入者数・療養給付費の推移、診療報酬の改定などの情報を的確に把握・推計することにより、毎年保険料率等を見直してまいります。
お問い合わせ
国保年金課管理係
荒川区荒川二丁目2番3号
電話:03-3802-3111(内線:2371)
