更新日:2021年4月29日

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看板文字(区指定・登録文化財保持者)

勘亭流文字・寄席文字・江戸文字(かんていりゅうもじ・よせもじ・えどもじ)

中村泰士(なかむらやすひと)さん(荒井三鯉・橘右橘)

昭和27年生まれ(東日暮里五丁目25番5号)
中村さんは「江戸文字」と総称される江戸のデザイン文字のうち、勘亭流文字・寄席文字・江戸文字を書く。勘亭流文字は歌舞伎文字とも言われる。寄席文字は勘亭流文字と提灯文字が組み合わされて生れた寄席の「ビラ字」が源流。「江戸文字」はこれらの文字の総称と別に、千社札に書く文字のことも意味する。
中村さんは、寄席文字を「ビラ辰」の流れをくむ寄席文字家元の橘右近氏の下で修業し、「橘右橘」の号を受けた。また、勘亭流文字は、2代目荒井三禮(故人、上野庄吉氏、元荒川区指定無形文化財保持者)に師事し、平成6年に「荒井三鯉」と号するようになった。
平成14年度に荒川区登録無形文化財保持者に認定。

提灯文字・地口絵(ちょうちんもじ・じぐちえ)

村田修一(むらたしゅういち)さん(瑞龍(地口絵))

昭和30年生まれ(南千住二丁目29番6号)
村田さんは祖父の開いた「泪橋の大嶋屋」の3代目である。
昭和48年から父・欣一氏(故人、元区登録無形文化財保持者)について修行し、技術を受け継いだ。地域の祭礼の提灯のほか、歌舞伎の小道具の提灯・番傘・書き物なども手がけている。
地口絵の技術は、格言やことわざの駄洒落を戯画にしたものです。台東区の凧絵師の今井鉄蔵氏に付いて技術を修得しました。毎年2月の千束稲荷神社(台東区)の初午祭で飾られる地口行灯の絵を描いている。
平成19年度に荒川区登録無形文化財保持者に認定。

提灯文字(ちょうちんもじ)

前森宏之(まえもりひろゆき)さん

昭和38年生まれ(町屋五丁目18番12号402)
前森さんは祖父の開いた前森商店の3代目で、荒川六丁目の商店兼工房で、祭礼や神社仏閣、商店の看板用の提灯製作を行う。昭和60年から父・英世さん(故人、元荒川区指定無形文化財保持者)について修行し、技術を修得した。また、寄席文字を中村泰士氏(橘右橘、荒川区登録無形文化財保持者)や勘亭流文字を上野庄吉氏(二代目荒井三禮、元荒川区指定無形文化財保持者)から学んだ。平成28年度、荒川区登録無形文化財保持者に認定。

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〒116-0003荒川区南千住六丁目63番1号

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